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墓じまいが増えました。(画像は墓じまいの折に遺骨と混じっていた砂利や異物です)

  • 投稿の最終変更日:2025年12月2日

昨年から「墓じまい」のご依頼が増えて来ておりましたが、今年は倍の依頼がありました。やはり代々のお墓の承継の問題で、以前は当然のように子から孫へ受け継がれていたものでしたが、昨今は同じ地域に永住しない方が多く、少子化で跡取りがいないなど、お墓の維持管理が難しくなってきております。故にお墓を更地に戻して別の方法でご供養して行かれる方々が増えているのです。

市民墓地での墓じまいは、届け出をして石材店に任せれば容易ですが、お寺様との檀家付き合いが長い場合は、なかなか簡単ではありません。最近はお寺様でも樹木葬墓や合葬墓、各種納骨堂などを新設して檀家離れが起きないように工夫を凝らしているようです。

樹木葬と言っても以前のようにシンボルツリーを中心として埋葬される形式ではなく、洋風ガーデンの中にメモリアルプレートを敷き詰めたり、シンボルタワーを中心としたもの、また森の中に故人のスペースを設けて供養して行く形式とか、まさに千差万別です。納骨堂の種類は大きく分けて5つくらいあり、①仏壇型 ②位牌並列型 ③ロッカー型 ④墓石型 ⑤自動搬送型 になります。

①の仏壇型は家の仏壇と同じようにお参り出来ますが、お寺様の場合は宗旨宗派が問われます。                    ②の位牌並列型は位牌は故人様ごとに並べてあるが、ご遺骨は合同墓で一緒のスペースに埋葬、安置されます。

③のロッカー型は、まさにコインロッカーのように扉があり、家ごとにご遺骨を安置出来ます。当初費用も20万~80万円と比較的低価格ですが、一般に狭いので納めるご遺骨には数に限りがあります。                                                        ④の墓石型は、屋内に墓石を建立するもので一般墓と変わりありません。墓石を建てるので60万円以上と初期費用が高くなります。

⑤の自動搬送型は、参拝ブースへ自動で保管されている遺骨が運ばれてくるものです。 ビル型やマンション型と呼ばれています。初期費用、管理費とも高額になります。

いずれにしても、屋内に施設を設けるので初期費用や、メンテナンス料がかかり、長期的には高額になってきます。また管理会社が民間の場合は、その会社が経営破綻したときに、お参りが出来なくなるという問題まで生じています。 また永代供養という言葉も、永久にということではなく、長期に20年~30年の期間ということですので、その後は共同墓に他の遺骨と合祀されるということを頭に入れてご遺骨の改葬先を考えてください。                                               上記のようにいずれにしても、お墓じまいをするということは、事後出てきた遺骨をそのままにはしておけないので、いづれかへ移動が必要になります。大方はスペースが縮小され、またお墓から掘り出したお骨はそのまま屋内に保管管理するのは、衛生上良くありません。この時には、ぜひ「粉骨」してください。小さくなってスペースを有効活用することが出来ます。また同時に滅菌加工することで長期間屋内保管が可能になります。またのちに他の遺骨と合葬されることを思えば、改葬をお考えの方には自然葬の良さがある、自由に大海に帰する「海洋散骨」をお勧めいたします。                                             私共では、お墓じまいの際には石材屋さんと連携して、ご遺骨を預かり再火葬(公共斎場)を手配して実施することで、1200℃で完全乾燥、滅菌を行っております。その後、手作業でひとつずつ砂利や異物をすべて取り除きパウダー加工にしています。代表は10年間公共の斎場にいて搬入から収骨までを経験しておりましたので、ご遺骨の詳細に渡り熟知しております。墓じまい改葬のご相談、ご質問のある方は是非とも下記連絡先にご一報いただければ幸いです。(問い合わせページのメールフォームをご利用ください)

 仙台粉骨サービス BONE-FREEDOM

 代  表  松下修

 ☎022-251-7415